就学支援シートで小学校と連携!効果的な使い方は?

就学支援シートで小学校と連携!効果的な使い方は? お悩み

進級前の準備と就学支援シートについて記載します。

もうすぐ3月、進級の季節がやってきますね。私の娘ももうすぐ2年生になります。この時期、小学校入学を控えている方々は、「就学支援シート」を活用して学校との連携を始めているかもしれません。

就学支援シートとは?

就学支援シートとは、発達に不安があるお子さんについて、小学校に得意なことや苦手なこと、配慮が必要な点を伝えるための書類です。

保護者と幼稚園・保育園が協力して作成し、任意で提出します。市町村によって名称は異なるかもしれませんが、目的は同じです。

私自身は当時このシートの存在を知らなかったため、提出できませんでした。

もし「知らなかった!」という方は、お住まいの自治体のホームページで調べてみてください。

就学支援シートだけでは不十分

実際には、就学支援シートだけでは不十分なことがあります。

小学校での面談相手は、現在の1年生の担任や副校長・教頭先生であることが多く、実際に入学後に担当する先生とは限りません。

担任の先生が決まるのは4月の直前ですので、面談で相談した内容が新しい担任に引き継がれることはありますが、どの先生が担当になるかはわかりません。

引き継ぎがあっても、先生の異動などで状況が変わることもあります。

入学前にお母さんができること

入学までにお母さんにやってほしいことは以下の2つです。

  1. 子どもの特性を理解する
  2. 家庭での対応を見直す

この2つは、先生からも求められる重要なポイントです。就学支援シートを書く前に、まず子どもを理解し、家庭での対応を見直すことが大切です。

子どもの特性や興味、苦手なことを把握することで、具体的で効果的な支援策が考えられます。

また、家庭での対応を見直すことで、学校での支援と一致し、子どもが安心して学べる環境を整えることができます。

先生にインタビューしたところ、子どもの状況を正確に理解することで、個別のニーズに応じた指導やサポートが可能になると感じています。

家庭での対応が一貫していることは、子どもにとって安定した学習環境を作るために欠かせません。

先生に振り回されないために

すべての先生が理解あるわけではなく、相性が合わない先生もいます。

そんな時、お母さんが子育ての軸を持っていないと、先生の言葉に一喜一憂してしまいます。まずはお母さんが子どもの一番の理解者になることが大切です。

そうすれば、先生からの指摘にも冷静に対応できます。

お子さんの困りごとが起こる状況を把握し、同じ状況が繰り返されていないかを確認します。

そして、お母さんの対応が効果を上げていない場合、対応を見直す必要があります。例えば、特定の状況で落ち着きを失いやすい場合、その状況を避ける方法や他の対応方法を試してみてください。

日常生活の中で子どもの行動を観察し、問題を引き起こす言動を記録することも有効です。

お母さん自身もリフレッシュ方法を見つけ、子どもと冷静に接する余裕を持つことが重要です。

効果的な家庭での対応とは?

家庭での対応を改善する際には、以下のポイントに注目してみてください。

一貫性を持つ

日々のルールや対応を一貫させることは、お子さんに安心感を与えます。

一貫したルールにより、子どもは何を期待されているのかを理解しやすくなります。

ポジティブなフィードバック

お子さんが良い行動をした時には、しっかりと褒めることが大切です。

家族全体がポジティブなフィードバックを意識することで、子どもの良い行動が増えていきます。

適切なフィードバック

お子さんが困った行動をした際には、なぜその行動が望ましくないのかを丁寧に説明し、次にどうすれば良いかを伝えましょう。

この時、否定的な言葉ではなく肯定的な表現を使うことが重要です。

「この行動は困るから、次はこうしよう」

「次回はこの方法を試してみよう」

といった肯定的なフィードバックを心がけましょう。

予防的な対応

問題行動が起こる前に、予防的な対応を取り入れましょう。

例えば、次に何をするかを事前に説明し、子どもに期待される行動を伝えることで、問題行動を減らすことができます。

日常生活に取り入れる

これらの対応を日常生活に取り入れることで、お子さんの行動が改善され、家庭での困りごとも減少するでしょう。

まとめ

お子さんのことをしっかりと理解し、家庭での対応を見直すことが大切です。就学支援シートを活用し、小学校との連携も重要ですが、それだけでは不十分な場合もあります。

お母さんが子どもの最も身近な理解者となり、日常生活での対応を見直すことで、子どもをサポートできます。お子さんの行動を観察し、どのような状況で問題が発生するのかを把握し、適切な対応を考えることが求められます。

お母さん自身もリフレッシュし、冷静に対応することで、子どもとの良好な関係を築くことができるでしょう。お子さんが新しい学年をスムーズにスタートできるようサポートしていきましょう。

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